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この機械には「正面チャック」と「背面チャック」という正対する2つのチャックがあり、機械内で自動で掴み替えを行います。したがって、複雑な形状加工もこの機械内で完結することができます。また、材料を押し出して切削を行うため、細長い製品（例えばφ1×200㎜）の削り出しなども可能です。

本来、この機械は量産を目的としています。24時間365日、同じ製品を作り続けることができる精密かつ再現性の高い加工機です。当社はこの機械の精度と前述の機能に着目して、数量1個からでも「NC旋盤、マシニングセンタでは加工できない製品」であればこの機械を使用します。を行っています。この機械でないとできないものがあるならば、1個から対応しないとお客様の想いの実現ができませんから！

量産機なので、試作から量産になった時の対応力も魅力です。磨き材やセンタレス材、場合によってはピーリング材などの黒皮でない丸棒が流通している材質であれば、難削材と呼ばれるハステロイやインコネルの加工にも対応しており、もちろんチタン、アルミ、銅などの非鉄金属、一般的な鉄やステンレス鋼まで幅広く加工できます。

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日本で2番目に古い工作機械メーカーの最新鋭機です。主軸の振れ1μ以内、リニア制御による位置決め精度（繰り返し精度）0.5μ以内の超精密微細加工機です。主軸の振れが極限まで抑えられているので、10μｍからの微細穴加工が可能。溝加工も50μｍ～可能で、ガンドリルでは対応できないφ0.8以下の小径の深穴加工に対応します。（例：φ0.5×50ｍｍ）

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当社の深穴加工の特徴は「まっすぐな穴」であることです。

製品と工具を相回転させる機械を保有しており、弊社独自の加工条件と組み合わせが可能です。例えば、材質NAK55、φ10穴を400ｍｍ加工して、穴の曲がり（偏心量）を2μｍ以内に抑えます。曲がりとは穴が弓状になることを指し、曲がりがあるといくら内径寸法が確保されていてもピストンやプランジャロットなどの相手部品がスムーズに通りません。上流工程のガンドリルの穴の曲がりが筒状製品の肝となり、当社はその加工と保証を併せて行うことができます。

もちろん精度が不要な穴もおまかせください。数量1本から、一般的な金属、樹脂であれば対応しております。丸形状の軸製品から角形状のブロック製品でも対応できます。（ブロックの場合は穴の曲がりは大きく出てしまいます）

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普通の穴を真円度1μｍ以下、寸法公差は±2μｍ、面粗度はRa0.02μｍまで仕上げることができます。当社ではメーカー推奨の砥石での研削だけではなく、サンドペーパーを使用してラッピングに近いところまで面粗度を求めていきます。

また、クラウンホーニングと呼称される「穴の入り口から中心に向かってR形状で径が大きくなり、また出口向かって小さくなる（エンタシス型）」特殊な穴の成形が可能です。その逆の砂時計のような内径加工も可能です。（それは逆クラウンホーニングと呼称）

内径研磨機との大きな違いは、深く穴の中を磨けることです。内圧をかけながら回転する砥石が、下穴に沿って上下運動を繰り返すことで内径を磨いていきます。ツールは長いもので800mm程度ありますので、かなり深い穴まで磨けることがご想像できると思います。

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深穴製品のご依頼をいただく機会が多く、必然的に長い製品を扱うことになり、軸物が得意という特徴があります。内径基準で精密センタ加工を行い、旋削でも内外径同軸がφ0.010mm程度を実現しています！コスト、納期の面から「可能な限り研磨レスで寸法を確保」できるようにエンジニアは挑戦し続けています。

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一般的な＃50マシニングセンタですが、回転・傾斜の付加軸を搭載しています。同時制御ではありませんが実質5軸加工が可能です。高圧クーラントも搭載しており、深穴加工にも対応しています。また、微細穴加工のノウハウを移植してありますので本機でも30μｍからの微細穴加工ができます。