当社の微細穴加工技術とは、「微細穴加工機」に「マイクロドリル」を取り付け、高精度な極小径穴加工を行う技術を指します。
ドリルを使用した切削加工ですので、レーザーや放電のように母材に負担をかけることなく、穴の内面も荒れず、寸法も安定して確保できます。
また当社では、チタン、インコネル、ハステロイ、SUS304・630・316L等の難削材の加工も得意としています。
2017年3月1日現在の微細穴あけの最小径加工実績はΦ0.01mm・深さ0.08mmです。この穴あけ加工のアスペクト比(※)は1:8ですが、加工径が太くなればその比率は大きくなっていきます。
加工事例(材質:A5056、SUS303、S45Cなど)
※ 平面における短軸と長軸の比率。当社では加工径を短軸、加工深さを長軸としてご説明しております。
形状によっては1:166というアスペクト比(材質:SUS303)も実現できました。材質により加工可能な深さは増減しますが、機械加工に関わる材質ならほぼ全てに実績があります。
また、当社ではNC制御による微細多穴加工(多穴あけ)も請け負っております。
過去の例として、材質SUS303・厚み0.80mmの板に、加工径Φ0.11の貫通穴を5000箇所、規則的配列で加工した実績があります。穴のピッチ間のズレもなく、位置精度は±0.003mm(実測値)以内でした。
微細穴加工用の高精度マシニングセンタがある、と考えていただければご理解いただきやすいかと思います。
当社の微細穴加工技術は、お客様からの難易度の高いご依頼を通して常に進化(深化・芯化)させていただいております。まずはご相談ください。